骨を丈夫にするドッグフード
「骨を丈夫にする」と言うと、真っ先に思い浮かべるのが、「カルシウム」でしょう。
しかし、カルシウムを与えれば骨が丈夫になるというのは、大きな誤りです。
カルシウムを与え過ぎると腎臓病などのリスクが高まり、骨の異常を引き起こす可能性があります。
カルシウムの働きは、主に筋肉の弛緩や収縮です。
つまり、筋肉を動かすにはカルシウムが不可欠です。
また、心臓などの収縮にもカルシウムは欠かせません。
このように重要な役割をするカルシウムですから、必要な時にすぐ取り出せなければなりません。
いつでもカルシウムが補充できるように骨にはカルシウムが保管されているのです。
つまり、カルシウムが体内で多く使われ、骨での貯蔵が少なくなると骨は弱くなってしまいます。
骨折などのリスクが高まるのです。
カルシウムを摂取することが骨を丈夫にすると言われる理由がここにあります。
しかし、カルシウムの効率的に吸収するためには、ビタミンDが必要です。
ビタミンDは日光にあたることで活性化します。
ですから、カルシウムの吸収のためには日光浴をすることも大切です。
また、骨や筋肉をつくるのには、「リン」が必要です。
リンは肉類に多く入っていますが、リンの摂り過ぎも体には害になる危険性があるので、ジャーキーなどのおやつの与え過ぎには注意しましょう。
カルシウムと同じように筋肉の収縮をサポートするのが「マグネシウム」です。
カルシウムと同時に摂取する場合は、正しいバランスにすることが大切です。
カルシウム2に対してマグネシウム1の割合がベストです。
骨を丈夫にするためには、カルシウムなどのバランスを考えて配合されたドッグフードがオススメです。
良質のドッグフードであれば、このようなバランスを考えているはずです。
内容を確認して購入して下さい。
また、骨折しやすい小型犬などは、食事だけでなく日光浴や運動を積極的におこないましょう。
筋肉が丈夫にならないと、骨折のリスクも高くなりますよ。