糖尿病の犬に与えるドッグフードは?
- 水を飲む量が増えた
- 尿の回数が多い
- いっぱい食べるのに太らない
糖尿病は人の生活習慣病のひとつとして有名ですが、愛犬でも特に肥満ぎみのワンちゃんは要注意です。
糖尿病の原因には、「運動不足」「糖質や炭水化物の摂り過ぎ」「他の病気の影響」「先天的・遺伝的」が考えられます。
先天的・遺伝的な原因の糖尿病は、生まれつきインスリンを分泌する膵臓が正常に働いていません。
そのため、常にインスリンを投与する必要があります。
犬種としては、トイプードルやダックスフンド、ビーグルなどが糖尿病になりやすいと言われています。
先天的・遺伝的な糖尿病を「インスリン依存型」と呼びますが、ほとんどの糖尿病は、「非インスリン依存型」です。
食事や運動不足が原因の糖尿病です。
特にドッグフードに含まれる栄養分には注意が必要です。
まずは、「糖質」です。
ブドウ糖や砂糖などは血糖値を高める要因です。
また、白米などの炭水化物も血糖値を高めるので注意が必要です。
次に気をつけたいのが、「高脂肪」のドッグフードです。
コレステロールや中性脂肪が多くなると、「高脂血症」などの原因になり、糖尿病につながるリスクが高まります。
「低脂肪」のドッグフードを選ぶようにしましょう。
また、腸内環境も血糖値に関係してきます。
腸内のバランスが悪いと余分な糖質を排出できません。
食物線維などを摂取して善玉菌を増やし、脂質や糖質を体外へ排出できるようにすることが大切です。
糖尿病用のドッグフードも販売されていますが、糖尿病専用のものでなくても、栄養成分をチェックすることで、効果的なドッグフードを選べます。
糖質は、粗脂肪15%以下のものが良いでしょう。
10%以下なら理想的です。
タンパク質は、25%ぐらいのものがベストです。
また、「セレン」「亜鉛」「ビタミンB1」「ビタミンC」「ビタミンA」「βカロテン」などの栄養素も効果的です。
また、内容が曖昧な原材料のものや危険な添加物の入ったドッグフードは要注意です。
愛犬の健康のためにも、低脂肪で良質なドッグフードを選択して下さい。